JIS A5905-2014《石棉水泥护墙板 》
この規格は、主として建築物の外装に用いる窯業系サイディングについて規定したものであるが、最近の生産及び使用の実態を踏まえて、規格内容の充実を図るため、改正を行うものである。
主な改正点は、次のとおりである。
?箇条1(適用範囲)から原料に関わる規定を削除し,用途に絞る。
?箇条4(品質)で原料の条項を“石綿以外の繊維質原料”とする。
?4.2(外観)で使用者の理解できる,また,判定しやすい表現とする。
?4.3(反り)で反りの規格値を使用者の意見も取り入れ見直す。
?5.2(寸法及び許容差)で寸法については受渡し当事者間の協定ではなく,明確に規定する。
?箇条6(性能)では表5の曲げ破壊荷重について,表6の3号試験体以外の試験の場合の評価方法,及び規格値(M)(試験体の幅1cm当たりの曲げモーメント)を注e)に追加する。
?箇条8(検査)で抜取検査と,性能に影響を及ぼす設計及び生産条件が変更されたときに行う検査とを明確に分ける。