JIS H1111-2014《锌锭中的锡含量测定方法》

この規格は、JIS H 2107（亜鉛地金）に規定された鉛，鉄，カドミウム，すず，銅及びアルミニウムの定量について規定したものであるが、最近の生産及び使用の実態を踏まえて、規格内容の充実を図るため、改正を行うものである。
　主な改正点は、次のとおりである。
1) ICP発光分光分析法において，旧規格からある塩酸と硝酸との混酸による分解方法だけでなく，ISO 3815-2に採用されている硝酸と酒石酸との混酸による分解方法を追加する。
2) 操作が煩雑な“鉄の塩化物抽出分離1,10-フェナントロリン吸光光度法”を廃止する。
3) 対応する国際規格との整合化を図るため，“鉄のスルホサリチル酸吸光光度法”を新たに採用する。
4) 銅及びアルミニウムの定量方法を新たに規定した。定量方法としては，他の4成分と同じ“ICP発光分光分析法”を採用する。
5) 検量線用の標準液の作成に当たっては，純金属又は塩を用いて調製を行っていたが、近年，JCSSなどのトレーサービリティーが保証された標準液の販売に代表される市販の標準液の供給体制が充実したので，従来方法に加えて，市販の標準液の利用も追加する。